◆足の太陽の筋
足の太陽の筋は.足の小指に起こり、上りて踝(か)に結び、邪(ななめ)に上りて膝に
結る。その下は足の外側を循り、踵(しょう)に結り、上りて跟(こん)を循り、膕(かく)に結ぶ。
その別は、?(せん:脹脛)の外に結り、膕中(かくちゅう)の内廉に上り、膕中と并せ上りて臀に結り、
上りて脊(せぼね)を挟み、項(うなじ)に上る。
その支は、別れ入りて舌本(ぜつほん)に結ぶ。
その直なるものは、枕骨(しんこつ)に結り、頭(かしら)に上り、顔に下り、鼻に結ぶ。
その支なるものは、目上網(もくじょうもう)と為し、下りて?(きゅう:頬)に結ぶ。
その支なるものは、腋(えき)の後外廉より、肩?(けんぐう)に結ぶ。
その支は、腋下に入り、上りて缺盆に出で、上りて完骨に結ぶ。
その支なるものは、缺盆に出で、邪(ななめ)に上りて?(きゅう)に出る。
その病は、小指支(つか)え跟腫れ痛み、膕攣(れん)し、脊(せき)反折(はんせつ)し、
項(こう)筋急(きんきゅう)し、肩挙らず、腋支え缺盆の中紐痛(きゅうつう)し、左右に
揺(ゆら)すべからず。
治は燔鍼劫刺に在り、知を以て數と為し、痛を以て輸と為す。
名づけて仲春痺)ちゅうしゅんひ)という。
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霊枢経脈第十の解説
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