初期ガンは発見できるか? 続き




今私はどうしたら早期ガンを発見できるかと考え続けています。
以前Oリングテストでガンの有無を検査する方法は失敗しtました。しかし熟練者が行うと
90%の確立で発見できると言うことを聞かされていましたので、もう一度考察してみることに
しました。
「治療家のつぶやき3」で検査方を述べましたが、ガンの有無検査は多少異なります。
被験者は左手に乗せた検査物の代わりに絶縁物例えば使用前の鉛筆の端を左手で掴み、胸骨の
上端である胸骨柄にある頚窩(天突穴)の少し下方に軽くあてます。
右手は拇指と人差し指で円を作ります。
検査する人は被験者の作った輪の中に人差し指を入れてその輪を開くよう務めます。同時に被験者は
輪が開かないように力を入れます。

鉛筆をあてる所に胸腺と呼ばれる器官の反応店があります。
胸腺とは胸骨の後ろ側で左右の肺の間の前部にある葉状の腺組織で、リンパ節に似た構造をもち、
T細胞とよぶ細胞性免疫を受け持ち、リンパ球の分化・増殖に関与しています。
幼児期には発達しますが、思春期以降は退縮してゆきます。
つまり正常な大人ではこの胸腺はほとんど機能していないと言うのです。
しかしガンが発生すると胸腺はキラーT細胞を増殖して、ガン細胞を攻撃するために機能し始め
ます。
したがって正常でガンのない人の胸腺は機能していないのでOリングテストでは輪は簡単に開きます。
一方どこかにガンが発生すると胸腺はキラーT細胞を生産するたねみ輪は硬く閉じて開きません。
しかしこの検査は被験者の意志に頼らなければならないと言う弱点を持っていますので、正確さに
欠けます。

胸腺が活動してガン細胞と闘っている状態を東洋医学的に考察すると、実の状態です。ガンが
ないため胸腺が機能低下しているとは虚の状態と考えられます。

東洋医学で虚実とは以下の通りです。
虚とは邪気が体内に滞在し正気が衰えている状態です。実とは邪気が体内に充満し正気もこれに
対抗しうるだけ十分にある状態です。

以上のことを考慮すると廉泉部の虚実を判定すればガンの有無を知ることができるかもしれません。
「つぶやき3」で述べた長年治療をしてきた患者さんがガンになり、現在抗癌剤を受けています。
投薬の合間に一度治療に来てくれました。
廉泉の虚実を診ると、実の症状でした。治療後はやや改善していましたが平にはなりませんでした。
これは当然でガンと闘っている間は実が続くと思います。
治療後やや改善するのは、リンパ球の増加を意味するのでしょうか。
一つ不明な点があります。
安保徹先生の著書「免疫革命」によるとキラーT細胞は小腸で生産され胸腺ではないと言う新説です。
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