経別11
足の太陽正
足の少陰の正
足少陽の正
足厥陰の正
足陽明の正
足太陰の正
手太陽之正
手少陰の正
手少陽の正
手心主之正
手の陽明の正
手太陰の正
◆經別第十一
書き下し文
足の太陽正
足の太陽正は別れて膕中に入る。その一道は尻を下ること五寸、別れて肛に入り、膀胱に属す。
散じて腎に行き、膂(りょ)を循り心に当たりて入りて散ず。直なるものは、膂より上りて項に出で
復た太陽に属す。これを一経と為すなり。
足の少陰の正
足の少陰の正は膕中に至り、別れて太陽に走りて合す。上りて腎に至り、十四(椎)に当り出でて
帯脈に属す。直なるものは、舌本に繋がり、復た項に出で太陽に合す.これ一合と為す。諸陰の別を
もって皆正となすなり。
足少陽の正
足少陽の正は.髀(ひ)を繞り、毛際(もうさい)に入り、厥陰に合す。別なるものは、季脇(ききょう)の
間に入り、胸裏を循り、胆に属す。散じて肝の上、心を貫き、以って上って咽(いん)を挟み
頤頷(いがん)中に出でて、面に散じ、目系(もくけい)に繋ぎ、少陽外眥(がいし)に合すなり。
足厥陰の正
足厥陰の正は、?上(ふじょう:足の甲)に別れ、上り毛際に至り、少陽に合す。與別倶行.此為一合也.
足陽明の正
足陽明の正は、上り髀に至り、腹裏に入り、胃に属す。之脾に散ず.上り心を通り.上り咽を循る.口に出でて.?梺(あっせつ:)に上る.還り目系に繋がる.陽明に合するなり。
足太陰の正
足太陰の正は.上り髀に至る.陽明に合する.與別倶行.上咽に結ぶ.舌中を貫く。此を三合と為すなり。
手太陽之正
手の太陽の正は、指地.肩解(けんかい)に別れ.腋に入り.心に走る.繋小腸に繋るなり.
手少陰の正
手の少陰の正は、別れて淵腋(えんえき)両筋の間に入り、心に族し、上りて喉?(こうろう)に走り、面に出でて、目の内眥(ないし)に合す。これを四合と為すなり。
手少陽の正
手少陽の正は.天を指し.巓(てん)に別れ.缺盆に入り.下って三焦に走り.胸中に散じるなり.
手心主の正
手の心主の正は、別れて淵腋(えんえき)を下ること三寸にして、胸中に入り、別れて三焦に族し、出でて喉?(こうろう)を循り、耳の後に出てて、少陽と完骨(かんこつ)の下に合す。これを五合と為すなり。
手の陽明の正
手の陽明の正は、手より 膺乳(ようにゅう)を循り.肩?(けんぐう)に別れ.柱骨(ちゅうこ)に入り.下りて大腸に走り.肺に属す.上りて喉?を循り.缺盆に出で.陽明に合すなり.
手の太陰の正
手の太陰の正は.別れて淵腋(えんえき)、少陰の前に入り、入りて肺に走り、散じて大腸.上りて缺盆に出で.喉?(こうろう)を循り.復た陽明に合す.これ六合なり。.
このページのトップへ戻る
index1に戻る